ブルックスブラザーズ(Brooks Brothers )スーツのアンタイド(ノーネクタイ)コーディネイトを考えてみました

ブルックスブラザーズ(brooks brothers)No.1モデルスーツ

オーセンティックでトラディショナルなブルックスブラザーズのスーツをアンタイドスタイルで着用するとしたら、どういったコーディネイトになるのかを考えてみました。



以前は、ブルックスブラザーズのスーツを、ドレスシャツにネクタイをコーディネイトして着用していたけれど、最近は、ネクタイをしないスタイルが一般的になってきました。


スーツのアンタイドスタイルのコーディネイトについてご興味のある方はご覧ください。

 ※ ”ドレスシャツの場合の解決策(3)” を追記しました。

オーセンティックスーツのアンタイドスタイルのコーディネイトアイテムのまとめ

ブルックス ブラザーズ(brooks brothers )スーツのアンタイドスタイルの例

ブルックス ブラザーズのスーツを、アンタイドスタイルでラフなカジュアルスタイルにしたの例が、(↑) 上のようなコーディネイトになります。


スーツをベースとして、(インナー)はクルーネックTシャツ、(シューズ)はホワイトスニーカーです。

 

その他にも、アンタイドスタイルのオーディネイトで合いそうなアイテムを下記にまとめてみました。

アンタイドスタイルのアイテム

(インナー)

タートルネックセーター
モックネックセーター
(ハイネックセーター)

クルーネックセーター
Vネックセーター

モックネクTシャツ
(ハイネックTシャツ)
クルーネックTシャツ
VネックTシャツ

ポロシャツ

ドレスシャツ

(シューズ)

レザースニーカー
レザーシューズ

ローファー
プレーントゥ
Uチップ
モンクストラップ

サイドゴアブーツ
チャッカブーツ

などです。


アンタイドスタイルの4つのコーディネイトパターン

上記のアイテムをスーツにコーディネイトすることで、スーツのアンタイドスタイルになります。

ご紹介しました上記の(インナー)と(シューズ)のアイテムは、 ”カジュアル寄りのアイテム” と ”ドレス寄りのアイテム” があります。

それらの ”カジュアル寄りのアイテム” と ”ドレス寄りのアイテム” のコーディネイトによって、全体的にも ”カジュアル寄りのスタイリング” や ”ドレス寄りのスタイリング” などのようにおおよそ4つのコーディネイトパターンに分けられます。


パターン(1)ドレス + ドレス


ドレスのインナーとしてドレスシャツの場合は、第一ボタンは留めないで、いわゆる革靴(レザーシューズ)を合わせるコーディネイトです。


このパターンは、従来のタイドアップスタイルのコーディネイトに、ネクタイを外してドレスシャツの第一ボタンを外すだけなので、それほど難しくないと思います。

パターン(2)カジュアル + ドレス

インナーにドレス、シューズにレザーシューズの(1)のパターンだと、ネクタイを外しただけのスタイリングですので、ネック周りの窮屈さは解消されますが、それほどカジュアル感はなく、リラックス感は薄いです。

ですので、全体的にはドレスの印象が強く映ります。

そこで、インナーをニットやカットソーなどのカジュアルなアイテムに変更すると、リラックス感が出てきます。

パターン(3)ドレス + カジュアル

スーツのインナーにドレスシャツ、シューズをカジュアルなレザースニーカーをコーディネイトするパターンです。

足元というのは、コーディネイト自体の全体のバランスに大きく印象づけるポイントですので、シューズをレザースニーカーにすることでリラックスしたカジュアルなスタイリングになります。


パターン(4)カジュアル + カジュアル


全体的に一番リラックスしたコーディネイトが、インナーにニットやカットソーなどのカジュアル、シューズをレザースニーカーにしたスタイルです。


レザースニーカーも色々なデザインがありますので、よりシャープなスタイリングにしたい時は、シャープなデザインのレザースニーカーを合わせることで解決します。

アンタイドスタイルについて


以前は、スーツにはネクタイを合わせる、というのが一般的でした。


特に、ブルックスブラザーズのようなオーセンティックでトラディショナルなスーツには、ドレスシャツにネクタイをコーディネイトして着用するのがごく一般的なスタイルでした。



でも、最近は、スーツにネクタイを合わせる機会が減ってきました。


ビジネススタイルの環境の変化で、必ずしもネクタイを必要としない場面が増えたためです。

クールビズやオフィスカジュアルといったスタイルですね。

こういう私も、もう何年もネクタイはしていません。



ネクタイをしないことで、息苦しさから解放された、と感じていらっしゃる方も多いと思います。


ネクタイを久しぶりに着用すると、その窮屈さは息苦しさを感じるので、ネクタイを着用しないで済む方が開放的でリラックスできるので確かにいいですよね。

アンタイトスタイルの関連記事としまして、オフィスカジュアルについての記事もご参考になさってみてください。 下(↓)



でも、最近は、なぜか、そんなリラックス感をたっぷり味わっていたのに、逆に、少し物寂しい感じがしています。


なぜ、そう感じるようになったかといいますと、ネクタイを着用しているときは、”ネクタイとドレスシャツをカラフルにコーディネイトして楽しんでいた”のを思い出したからです。


アンタイドスタイルのカラーコーディネイトは、ポップなカラーコーディネイトよりは、シンプルで落ち着いたカラーコーディネイトのほうが、シックで大人の雰囲気を演出できます。


そういったことから、カラフルなカラーコーディネイトから遠ざかっていって、物寂しさを感じてしまっていたのです。



ところで、アンタイドスタイルについてですが、トップブランドやモードスタイルのスーツやの場合は、ほとんどネクタイはしないスタイルが多いですが、トラディショナルなブランドのアンタイドスタイルって、どうなのかな?って疑問に思っていました。


実は、そう思ったのは、最近、オーセンティックなトラディショナルブランドのブルックスブラザーズが懐かしく感じて、スーツを購入してしまったのです^^


でも、現実的にネクタイをする必要はなくなっています。

ブルックスブラザーズ(brooks brothers)No.1(3ツボタン段返り)スーツ

※ (↑)上 ”ブルックス ブラザーズ(Brooks Brothers)(3ツ釦段返り)No.1サックスーツ”

シルエットがとても綺麗です^^ 美しいですね。


ブルックスブラザーズのスーツスタイル

ブルックスブラザーズ(brooks brothers)タイドアップスタイル


ブルックスブラザーズのスーツは、(スポーツジャケットは除く)以前は、オンビジネススタイルでの着用で、そのスタイルはドレスシャツにネクタイを合わせたタイドアップスタイルが基本で一般的です。


でも、ビジネスシーンでネクタイをしなくなってしまったので、そうしたオーセンティックなトラディショナルブランドのブルックスブラザーズのスーツを、アンタイドなスタイルで着用するとしたらどうやって着ようか? と考えていました。



そうしたオーセンティックなトラディショナルブランドのアンタイドスタイルでは、ブレザーやジャケットの場合は、イメージできたのですが、スーツの場合は着たことがなかったので、イメージができなかったのですが、あれこれ考えているうちに、突然、夜中にイメージがわいてきました^^


結論としましては、オーセンティックなトラディショナルブランドのスーツも、トップブランドやモードスタイルのスーツやの場合と同じでいいのでは? という事でした。


アンタイドスタイルのインナー


ドレスシャツ以外のインナーのアイテム


アンタイドステイルのドレスシャツ以外のインナーのアイテムは、

(インナー)

タートルネックセーター
モックネックセーター
(ハイネックセーター)

クルーネックセーター
Vネックセーター

モックネクTシャツ
(ハイネックTシャツ)
クルーネックTシャツ
VネックTシャツ

ポロシャツ

などがあります。


いずれのアイテムもオーセンティックなトラディショナルブランドのスーツに合うと思います。

春夏には、素材は、コットン素材を基調にして、

モックネクTシャツ
(ハイネックTシャツ)
クルーネックTシャツ
VネックTシャツ

ポロシャツ

などのアイテムが合いそうです。

秋冬には、素材は、ウール素材を基調にして

タートルネックセーター
モックネックセーター
(ハイネックセーター)

クルーネックセーター
Vネックセーター

などのアイテムが合いそうです。



アンタイドスタイルのインナーとしてのドレスシャツの場合


ドレスシャツの場合の注意点(1)


ス-ツやジャケットを着用するときは、モードなスタイルやトラディショナルなスタイルなど、スタイルを問わず全般にいえることですが、”ドレスシャツやカジュアルシャツなどの台襟の高さとジャケットのラペルの太さ”が合っていないとバランスが崩れてしまうという事です。

シャツの襟とジャケットのラペルの相性(1)

※ 「シャツの襟の大きさ(台襟の高さ)」と「ジャケットのラペルの太さ」が合っていないので、バランスが悪い


ドレスシャツの場合の解決策(1)


上記(1)の解決策としましては、”シャツとジャケットのラペルの太さ”のバランスを合わせるということになりますが、では、実際どういうことかといいますと、

シャツの襟とジャケットのラペルの相性(2)

※ 「シャツの襟の大きさ(台襟の高さ)」と「ジャケットのラペルの太さ」が合っているので、バランスが良い

台襟の低いシャツ=ラペルの細いジャケット

台襟の高いシャツ=ラペルの太いジャケット

ということになります。


ドレスシャツの場合の注意点(2)


一つ注意したほうがいい点では、いくら同ブランドのブルックスブラザーズのスーツだからといって、間違ってもブルックスブラザーズの ”白” の ”ボタンダウンシャツ(ポロカラーシャツ)” をアンタイド(ノーネクタイ)にして、一番上の第一ボタンを留めて着ないようにしたほうがいいと思います。


これだと、オーセンティックでオーソドクスな従来のトラディショナルスタイルに”ネクタイを忘れてしまった”感が否めません。


ドレスシャツの場合の解決策(2)


上記(2)の解決策としましては、これといって特別な着こなし方ではないのですが、ドレスシャツの ”第一ボタンは留めずに外す” ことです。


第二ボタンまで外すと、リラックスした感じになりますが、ルーズになってだらしなく見えてしまうか、色っぽくセクシーに見えるか、微妙な感じですね。

(無理して第二ボタンを外さなくても良いと思います^^)


もし、ドレスシャツを着用するのでしら、 ”白” ではなく、ネイビーや黒などの色のドレスシャツにされたほうがセンスアップされて見えると思います。


そして、ボタンの留め方は、トップブランドやモードスタイルのスーツの場合は、第一ボタンを留めたほうが、シャープでスタイリッシュに映るので、第一ボタンを留めることが私は多いのですが、オーセンティックなトラディショナルなスタイルのスーツの場合は、上着のラペルなど芯地が入っていて硬く、きっちりしすぎているので、第一ボタンを留めてしまうと、さらにきっちりし過ぎてしまいます。


そこで、カジュアルに着こなす、という意味においては、”アンタイドスタイル”のドレスダウンではなくなってしまうので、リラックス感をだすためには、第一ボタンは外した方がいいと思います。


ドレスシャツの場合の解決策(3)


今までお話してきた内容は、 ”ブルックスブラザーズのスーツをカジュアルに着こなす” という内容でした。


ここで、ちょっと矛盾してしまうかもしれませんが、 ”アンタイドスタイル” だけど、カジュアルすぎない(少しドレス寄りな)着こなし方としては、ブルックスブラザーズの ”白” の ”ボタンダウンシャツ(ポロカラーシャツ)” をアンタイド(ノーネクタイ)にして、一番上の第一ボタンを留める、というスタイルです。



ただし、(↓) 下のボタンダウンシャツをご覧ください。


どちらも同じブルックスブラザーズの”白” の ”ボタンダウンシャツ(ポロカラーシャツ)” です。

 

左の ”ボタンダウンシャツ(ポロカラーシャツ)” は、ノンアイロンのシャツ で

右の ”ボタンダウンシャツ(ポロカラーシャツ)” は、スーピマコットンのシャツ です。



同じ綿素材のシャツですが、

ブルックスブラザーズのボタンダウンシャツ( Brooks Brothers button-down shirt)_1


左の ボタンダウンシャツは、カラー(襟)がレギュラーカラーのような形状に見えて、ボタンダウンシャツの特徴の襟のロールが強調されていません。


つまり、ボタンダウンシャツだけれど、レギュラーカラーシャツのように見えるので、第一ボタンを留めたアンタイドスタイル(ノータイ)でも違和感がなくなります。

ブルックスブラザーズのボタンダウンシャツ( Brooks Brothers button-down shirt)_2


それに対して、右の ボタンダウンシャツは、カラー(襟)がボタンダウンシャツの特徴の襟のロールが強調されています。


ということは、第一ボタンを留めたアンタイドスタイル(ノータイ)では違和感が出てきてしまいます。


タイドスタイルが一般的なのに、ネクタイをしていないという、”何か足りない” という視覚的な違和感を感じてしまいます。


やはり、ボタンダウンシャツの襟のロールが強調されていると、ネクタイをしたタイドスタイルの方が安心感が出てきます。

ブルックスブラザーズのボタンダウンシャツ( Brooks Brothers button-down shirt)_3



こういうちょっとした着こなし方の違いは、 ”感覚的” なものなので、微妙なニュアンスがお伝えできればいいな、と思います。


アンタイドスタイルのシューズ


(シューズ)


レザーシューズを合わせると、シックで落ち着いた雰囲気を演出できます。

具体的には、レザースニーカーやいわゆるレザーシューズです。


レザースニーカー


レザースニーカー(1)「コモンプロジェクト (Common Projects)」


足元は、カジュアルを意識して、リラックスした雰囲気でスーツをコーディネイトするなら、レザースニーカーがいいと思います。


ただし、オーセンティックなトラディショナルスタイルのブルックスブラザーズなので、ポップでカラフルなレザースニーカーですと合わないと思います。


なるべく、シックで落ち着いた雰囲気のあるレザースニーカーがいいと思います。



そう思いながら、数日間、合いそうなスニーカーを捜していました。


「コモンプロジェクト (Common Projects)」 は、オーセンティックでシャープなスタイルのレザースニーカーです。


余計な装飾や誇張したデコラティブ、目立ちすぎて気になってしまうカラーリングがないので、シックなスタイルにコーディネイトするときには、相性がいいです。


レザースニーカー(2)「アディダス スタン スミス」



「コモンプロジェクト (Common Projects)」以外で、アンタイドスタイルの”オーセンティックでトラディショナルなスーツ”のコーディネイトに合いそうなレザースニーカーは何か? と考えていました。


たどり着いたのは、やっぱり”アディダス スタン スミス”でした。


”スタンスミス”も種類が色々ありますが、やはり、ヒール周りなどにカラーやブランドロゴやマークが装飾されていないオールホワイトのシンプルなタイプがスマートに映ると思います。


レザースニーカー(3)「クラウン ダンスシューズ」


他には、以前、こちらの生地でもご紹介した”クラウン ダンスシューズ”も合うと思います。

ダンスシューズのほうが、”アディダス スタン スミス”よりも、スタイリングがシャープですので、スニーカーというポップさがなく、よりシックな雰囲気を高めてくれると思います。


カジュアルさを前面に出し過ぎたくない方は、こちらのダンスシューズが合うのではないでしょうか?


レザーシューズ


ローファーやオックスフォードシューズ(紐靴)


普段、タイドアップの時にスーツに合わせてコーディネイトしているレザーシューズををのまま合わせてもいいと思います。

ローファー
プレーントゥ
Uチップ
モンクストラップ

サイドゴアブーツ
チャッカブーツ

などのアイテムが合うと思います。


ただし、ストレートチップは、フォーマルな部類に属するアイテムなので、アンタイドスタイルよりは、タイドアップスタイルの方が相性はいいと思いますので注意しておきましょう。

素材的には、スムースレザーが年間を通して一般的ですが、秋冬でしたら、スエードなどの起毛した素材が見た目に温かみを与えます。



如何でしたでしょうか?

アンタイドスタイルの”オーセンティックでトラディショナルなスーツ”のコーディネイトには、参考になったでしょうか?