古典(クラッシックスタイル)への回帰~ブルックス ブラザーズ(Brooks Brothers)

「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」のポロ(ボタンダウン)カラーシャツ

WEBサイトのニュースを見ていると、特に注視しているわけではないのですが、アパレル業界の話題を目にすることがあります。

もう、ずいぶん前から百貨店の売上げの低迷をご存知の方は多いと思います。


特に、メンズアパレルの業績の低迷は、一部の百貨店を除いて低迷を余儀なくされています。

百貨店のみならず、つい最近も、郊外のファッションビルやセレクトショップの閉鎖などのニュースも見かけました。

古典(クラッシックスタイル)へ回帰するきっかけとなった出来事と経緯


近頃、アパレル業界は苦境を強いられているブランドや会社と、逆に好調なブランドや会社と二分しているようです。


その背景には、コロナウイルスによる外出規制によるワークスタイルの変化によって、テレワークが増えて、いわゆる”スーツ”を着る機会が減ったことや、クールビズによる影響などによる”オフィスカジュアル”といった”カジュアルスタイル”が増えたことなどが要因にあるようです。


また、とくに若年層は、”洋服にはお金をかけない”という志向や、ミニマリストや断捨離といった風潮によって”物を多く持たない”といった志向の影響もあるかもしれません。



そうした社会的背景の影響を受けて、つい先日、アメリカ、ニューヨークの”バーニーズ ニューヨーク”が破産手続きを申請した、というショッキングなニュースを耳にしました。

そして、”バーニーズ ニューヨーク 新宿店”が閉店を迎えてしまいました。


とても残念だな、と思いながらも、私自身も、もう随分と”バーニーズ ニューヨーク”(日本の店舗)でお買い物をしていなかったのを回顧していました。



最近では、”ファストファッション”と呼ばれるブランドが台頭し、私自身もユニクロやGU、H&Mなどで購入する機会が増えていき、以前のような(低価格=低商品)というイメージから、低価格でありながらそれなりにコストパフォーマンスの高い高品質な商品が増えた、というのが、高額商品を購入しなくなった要因の一つと言えると思います。


そんな中にあって、アメリカ本国の”ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)”が、日本の民事再生法に相当する連邦破産法11条の適用を申請し、2020年7月8日に経営破綻破した、というニュースが飛び込んできました。


”ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)”といえば、アメリカで1818年創業の歴史のある高級老舗紳士服メーカーです。

2018年に創業200年を迎えています。


そこで気になったのが、日本での、”ブルックス ブラザーズ・ジャパン”への影響は、どうなっているのだろう? という事でした。


日本法人は、米国法人破綻の影響を受けずに営業を継続する一方で、日本国内の新型コロナの影響などにより、2020年8月31日までに国内15店舗の閉店を迎えていました。


調べていくうちに、日本の「ブルックス ブラザーズ 青山本店」は、2020年8月20日に閉店されていました。


「ブルックス ブラザーズ」が閉店してしまった、と落胆していると、その理由は、青山地区再開発の一環としてであり、同年9月4日に表参道店を代替店舗として出店して、再開発後を目処に新・青山店を出店するようでした。

私と「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」との思い出


1980年代後半の日本のファッションは、”DCブランド”(デザイナーズ キャラクター ブランド)ばブームとなっていました。


”DCブランド”の洋服の着方の特徴は、大きめのジャケットを”ルーズフィット”に着こなすもので、そうしたスタイルの反動から、”ジャストフィット”で着こなす伝統的な”トラディショナル スタイル”が新鮮に感じた頃でした。


それと同時に、オーセンティクなトラディショナルブランドとして、アメリカの”ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)”に魅力を感じていて、ちょうど就職活動で着る服として、初めて”ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)”の服を購入した思い出があります。


最近の、こうした日本での”ブルックス ブラザーズ・ジャパン”の動向を調べていくうちに、当時の”ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)”の洋服が懐かしく思い出がよみがえったのがきっかけで、”ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)”のWEBサイトなどを見ていました。


古典(クラッシックスタイル)への回帰


個人的に、”綺麗で美しいと感じるシルエットが好き”なので、スタイルにとらわれずに様々なジャンルのファッションが好きです。


オーセンティックでクラッシックなトラディショナルスタイルのいわゆる”トラッド”から現代的で”今”を意識したモダンなスタイルの”モード”など様々です。


しばらく、現代的で”今”を意識したモダンなスタイルの”モード”に意識を向けていたので、今回の”ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)”の破綻申請のニュースをきっかけに、再び、古典的なクラッシック スタイルに目覚めてしまったのです^^


「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」の定番アイテム


ボタンダウンシャツ(ポロカラーシャツ)


ボタンダウンのロールが特別美しいのが、「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」のポロカラーシャツですね。

クラッシックなスタイルを好む”クラシコイタリア”のファンの方たちからも絶賛されている「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」のポロカラーシャツです。


フィット


1990年に、初めて「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」のポロカラーシャツを購入した時は、身ごろや腕周りが大きすぎてブカブカでした。

近年は、フィット感が異なった4パターンのスタイルが提案されています。

TRADITIONAL FIT(トラディショナルフィット)
MADISON FIT  (マディソンフィット) :レギュラーフィット
REGENT FIT   (リージェントフィット) :スリムフィット
MILANO FIT   (ミラノフィット) :エキストラスリムフィット



TRADITIONAL FIT(トラディショナルフィット)
「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」のTRADITIONAL FIT(トラディショナルフィット)


身頃と袖ぐりにたっぷりと余裕を持たせた、一番ゆったりとしたフィットです。

現在、TRADITIONAL FIT(トラディショナルフィット)は既製品の取扱いはなくなっていましたが、(パーソナルオーダー)での対応は出来るようです。



MADISON FIT(マディソンフィット):レギュラーフィット
「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」のMADISON FIT(マディソンフィット):レギュラーフィット


着丈が長く、身頃と袖ぐりがゆったりとしたフィット。



REGENT FIT(リージェントフィット):スリムフィット
「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」のREGENT FIT (リージェントフィット):スリムフィット


胸囲を細くし、ウエストを絞り、腕回りも細くしたモダンなフィットです。
MADISON FIT(マディソンフィット)に比べて、着丈も短くなっています。



MILANO FIT(ミラノフィット):エキストラスリムフィット
「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」のMILANO FIT (ミラノフィット) :エキストラスリムフィット


胸囲、ウエスト、腕回りが一番細いフィットです。
着丈はREGENT FIT(リージェントフィット)と同じです。



カラー(襟型)


「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」のドレスシャツのカラー(襟型)は、3アイテム展開されています。

左から

ポロ(ボタンダウン)カラー
エインズリーカラー
スプレッドカラー


何故か、「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」のオンラインサイトでは、レギュラーカラーシャツがなくなっていますが、”パーソナルオーダー”では、いわゆるレギュラーカラーに相当する”フォワードポイント”があり、全部で6型からお好みのデザインを選ぶことが出来ます。

「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」のパーソナルオーダー ドレスシャツのカラー



レップタイ(ストライプタイ)


「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」製のストライプのネクタイは、右下がりになっているのが特徴です。



皆さん、如何でしたでしょうか?

「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」の定番アイテムをご覧になられて、懐かしく感じていらっしゃるのではないでしょうか?