(2016SS Uniqlo and Lemaire) の洋服のデザインと靴のデザインの相性について

(2016SS Uniqlo and Lemaire) の洋服のデザインと靴のデザインの相性について
投稿日:2020年7月14日 | 最終更新日:2022年4月13日

今回は、「(2016SS Uniqlo and Lemaire)の 洋服のデザインと靴のデザインの相性について」書いていこうと思います。

一般的に、デザイナーの作り上げた洋服のデザインはトータル(トップスやインナー、ボトムスなど全身のアイテム)でコーディネイトして合うようにデザインされています。

 

つまり、デザインやカラーや素材感などが統一されています。


例えば、ジャケットには、そのジャケットのデザインに合うパンツがあったり、インナーのシャツやカットソーがあったりします。


※ でも、単品のアイテムだけを取り扱うようなブランドやショップは別です。


また、セレクトショップなどは、そのショップが単品のアイテムをセレクトする場合が多く、必ずしもデザインや素材や色味(カラー)が統一されてコーディネイトできるとは限りません。


細かくお話しますと、例えば、シャツとネクタイのカラーコーディネイトを考えた時、シャツとネクタイのブランドが違うと同じ色味がなかったりします。


その点で、トータルアイテムを扱っているブランドやデザイナーの場合は、色味が統一されているのでコーディネイトしやすくなっています。


では、具体的に(2016SS Uniqlo and Lemaire)の洋服のデザインについて、ジャケットとそのジャケットにセットアップできるパンツと靴についてを見ていこうと思います。


(1)ジャケットのデザインについて

メンズのジャケットのデザインは、レディースのデザインに比べると一見してほとんど同じように見えてしまうかもしれません。

でも、毎年、少しずつデザインの変化があります。


そのデザインが変化していく箇所は、ラペル(襟)の太さや細さ、フロントボタン(前ボタン)の位置の高さや低さ、着丈の長さや短さなどの変化です。

これらの箇所のデザインの変化によって流行が生まれます。

※ (ジャケットのそれぞれのパーツ名称は下の写真をご覧ください)

ジャケットの名称


オーソドックスでクラシカルなトラディショナルブランドでも、デザイナーの手掛けるブランドの洋服ほどではありませんが、細かい部分のデザインの変化があります。

(2016SS Uniqlo and Lemaire) のジャケット

さて、↑ この(2016SS Uniqlo and Lemaire) のジャケットです。


ジャケットの写真 ①② →

 ラペル(襟)は細めでシャープなデザインになっています。


ジャケットの写真 ③ →

 ショルダー(肩)の肩幅もそれほど広めではなく、ショルダーパットも厚みがなくてシャープなショルダーになっています。


全体的にシャープな印象を受けるデザインになっています。

(2)パンツのデザインについて

(2016SS Uniqlo and Lemaire) のジャケットのセットアップパンツ

(2016SS Uniqlo and Lemaire) のジャケットのセットアップパンツです。


セットアップのパンツは、そのジャケットとオーディネイト出来るようにデザインされています。


パンツの写真 ④ →

裾に向かって細くなっていくデザインのテーパードパンツです。


この裾に向かっていくテーパードデザインがスクエアになっていて、下記にご紹介する靴(キャンバス地のスリッポンシューズ)のスクエアなデザインと類似して重なり、統一性が出てきます。


シャープでスクエアなデザイン同士のパンツと靴をコーディネイトして合わせると、バランス良くコーディネイトできます。

(2019SS Uniqlo U)のワイドテーパードパンツ

パンツの写真 ⑤ →

このパンツは(2019SS Uniqlo U)のワイドテーパードパンツです。


同じ年のデザインではありませんが、裾に向かってテーパードしてあるところは、シャープさのあるワイドパンツともいえます。


このシャープさも下記にご紹介するスクエアなデザインの靴と相性がいいです。


(3)(2016SS Uniqlo and Lemaire)の靴

(2016SS Uniqlo and Lemaire)では、靴も扱っていて、そのデザインが素晴らしく綺麗だったので、ご紹介したいと思います^^

(2016SS Uniqlo and Lemaire)のキャンバススリッポンシューズ

その靴はキャンバス地のスリッポンです。


この靴は、色々な方がデザインの美しさを絶賛されています。


私が思うのは、この靴の美しさは、つま先部分(トゥ)のデザインがスクエアで、長さ(ノーズ)がロングノーズではないところです。


スクエアなデザインとは、このような形状です。

スクエアなデザイン

つま先部分(トゥ)のデザインがスクエアな靴は、ロングノーズになりがちで、つま先部分(トゥ)が極端に細くなってしまうことが多いです。


ところが、この靴は、スクエアトゥなのにロングノーズではないので、極端にトゥが細すぎることがなく、程よいスクエアさが保たれていて、全体的なバランスが取れていてとても綺麗なのです。


(4)ジャケットとパンツと靴のデザインの統一性

このスクエアなデザインの靴が、シャープなデザインのジャケットとパンツとの相性がよくあっています。

シャープでスクエアなデザインのジャケットとパンツと靴。


このデザインの統一性が相性よく、バランスの保たれた綺麗なシルエットのスタイルになっています。

この時は、さすがにデザイナーの提案するスタイルの統一性が綺麗に表現されている、という感じを受けました。