好きな色と好きな色を合わせてコーディネイトするとき、どうせなら綺麗に見せたいものですよね?
綺麗な色のファッションアイテムを見つけたとしても、うまくまとまらないと印象が良くない場合があります。
例えば、好きな色がとても派手な色だった場合、全体の色が占める面積の割合を考えると綺麗にまとまります。
このページでは、”配色の分量バランス”と、ビジネスシーンで活用できる”4つのコーディネイトパターン”をご紹介します。
配色の分量バランス
自分を若々しく美しく見せるには、配色(コーディネイト)の分量とバランスが大切になります。
せっかく、自分に似合う色を身につけても、バランスが悪いためにセンス良く見えないことがあります。
色を「活かしきれない」という事です。
そこで、どんなバランスが良いのか見ていきましょう。
これはあくまでも目安です。
このバランスは、ファッションコーディネイトだけでなく、インテリアなどのコーディネイトバランスにも応用できるものです。
4つのコーディネイトパターン
(1)紺系ベースのコーディネイト
日本人ばかりでなく、ビジネスシーンで圧倒的に支持率が高いのは、紺をベースにしたコーディネイトだと思います。
一口に紺といっても、ネービーブルーとウルトラマリンブルーでは趣が随分違ってきます。
日本のビジネスマンの多くは、ネービーブルーや濃紺、少し明るくグレイッシュなプルシャンブルー、藍色がベースの色が一般的です。
シャツやネクタイの色の組み合わせで、様々なシーンで使える便利な色です。
紺系をベースカラーにしたコーディネイト例
ベースカラー | サブカラー | アクセントカラー | イメージ |
(スーツ) | (シャツ) | (タイ、チーフ) | |
勝負カラー、襟元へ | |||
一ひねりしたお洒落 | |||
甘く優しい | |||
シャツとタイはイエロー系で | |||
モダンに | |||
洗練されたイメージ | |||
ダンディな男臭さ | |||
シャープで軽快 | |||
甘く爽やか | |||
どんな色のアクセントでもOKですが彩度を抑えて | |||
渋く甘く | |||
粋に | |||
甘く粋に |
サブカラー(シャツ)、アクセントカラー(ネクタイ、ポケットチーフ)の色は、ベースとなる色でストライプ柄になれば強くなって、シャープなイメージで若さを表現できます。
プリント柄は、優しさや個性の表現によいアイテムです。
季節によって素材を変えることで、イメージも随分変わってきます。
色、素材、柄をうまく取り入れてアクセントをきかせてお洒落を楽しみましょう。
女性の場合は、さらに幅広く、彩度の高い青、セルリアンブルー、コバルトブルー、水色なども加えると華やかさを演出できます。
スーツの場合は、上の図を参考にして、サブカラーをインナーに、アクセントカラーをアクセサリー(スカーフ、ブローチ、ネックレス、イヤリング)に置き換えて応用してみましょう。
彩度の高いブルーの場合は、スーツ、ワンピース、ジャケットなどに着用しましょう。
梅雨時や気分のすぐれない時でも、真夏の太陽の下でも映える色です。
ただし、初秋や初冬には避けた方が無難な色です。
彩度の高いブルーのように、春夏の季節感の強い色は、真冬などに身に着けると、違和感を感じるからです。
また、彩度が高い色には、無彩色、無彩色に近い色をさしていくと、お洒落に見えます。
(2)ブルーベース赤系のコーディネイト
赤系をベースカラーにしたコーディネイト例
ベースカラー | サブカラー | アクセントカラー | イメージ |
(スーツ) | (シャツ) | (タイ、チーフ) | |
捕色をアクセントに個性的に | |||
モダン、粋 | |||
同系でまとめて優しく | |||
ダンディ、おしゃれ | |||
シャープ、清潔 | |||
ダンディ、渋い | |||
個性的、モダン | |||
優しい、甘い | |||
個性的、モダン |
ブルーベースの赤系でベース色として使える色は限られています。
ボルドー、チョコレート、茄子紺などです。
茄子紺は、濃く深い紺に思われがちなのですが、純色は紫になります。
この記事をご覧になられているこの機会に、ワインレッドやボルドーの仲間のチョコレートブラウンを取り入れるのもおしゃれかもしれませんね。
女性の場合、どの色もベースの色になります。
ただし、鮮やかな(彩度の高い色)は、ジャケットのみにしましょう。
グレイッシュな色や優しい色は、ベース色に自由に使いこなしてみましょう。
同系のトーン違いええコントラストをつけるのもいいですし、金色、銀色をアクセントに加えたり、アクセントに黄色系の色を入れると個性的になります。
茶系をベースカラーにしたコーディネイト例
ベースカラー | サブカラー | アクセントカラー | イメージ |
(スーツ) | (シャツ) | (タイ、チーフ) | |
爽やか、軽快 | |||
シック | |||
穏やか、紳士的 | |||
優しい、甘い | |||
シックモダン | |||
シック、優しい | |||
ダンディ、クラッシック、モダン |
グリーン系をベースカラーにしたコーディネイト例
ベースカラー | サブカラー | アクセントカラー | イメージ |
(スーツ) | (シャツ) | (タイ、チーフ) | |
穏やか、自然な | |||
シック | |||
シックモダン | |||
捕色を入れてダンディ | |||
同系でまとめて穏やか |
(3)イエローベースのコーディネイト
イエローの色をベース色として着用している男性を見かけることは少ないのではないでしょうか?
日本人は、黄色人種なのですが。
実は、黄色人種だからこそなのです。
イエロー系の色を基調色として身につけると、黄色に同化してしまって顔色が茶褐色に見えてしまったり、黒ずんで見えてしまって、ますます色相対比で赤ら顔に見えてしまったりします。
マイナス要因が多くなってしまうからなのです。
ですので、イエローベースの色が似合う人は少ないということなのです。
(4)モノトーンのコーディネイト
モノトーン(白、黒、グレイ)でコーディネイトする場合には、モノトーン同士でベースカラーとサブカラーを使用する場合には、一色を有彩色にしてアクセントを加えるときは、どんな色でも大丈夫です。
どんなイメージにも変化することが出来ます。
淡いやさしい色(pトーン、ltトーン、ltgトーン)を加えるとフォーマルに
渋い色(sfトーン、dトーン、gトーン)を加えるとシック、マニッシュに
暗く重い色(dpトーン、dkトーン)を加えると、ダンディ、クラッシックに
明るいビビットな色(vトーン、bトーン、sトーン)に加えるとコントラストがついてモダンなイメージになります。