青色(ブルー)というと、冷静、落ち着いた、冷ややか、冷めた、冷たいというイメージがあります。
自然界で見ますと、すがすがしい青空、澄んだ空気を思い浮かべます。
言葉の意味からは、”まだまだ青い”というように未熟さを感じさせます。
この、青色(ブルー)という色は、どんな意味があるのでしょうか?
目次
青色(ブルー)の意味
色の意味 色のキーワード :
冷静 平和 保護 コミュニケーション 安らぎ 内向的 ストイック 理知的 権威 男性性 母性(無償の愛) 保守的 抑圧的 孤独 悲しみ 権威への困難 男性性への抵抗 父親との問題 距離 落ち込み 憂鬱
青色(ブルー)は、色の中で最も低い温度を感じさせる色です。
赤色が交感神経を刺激して、興奮させる作用があるのに対して、青色(ブルー)は、副交感神経を刺激して、鎮静させる作用があります。
また、内向性を表し、自分の内側にはいていく色でもあり、瞑想に向かわせる静けさのある色です。
人にとって、青の記憶は、大きな海や広いそれを表すため、包み込まれるような平安や平和、深い無条件の愛などを象徴することもあります。
全ての生命は、「海から生まれててきたもの」なので、まさに、「母なる海」に包まれるイメージが青色にはあるのです。
ちなみに、多くの日本人が最も好む色が、青色だといわれています。
穏やかで、従順な国民性や平和で真面目な傾向が象徴されている、といえるのではないでしょうか?
では、もう少し詳しく見ていきましょう。
心理療法で、ブルーは不安を和らげたり、痛みを軽減させたり、落ち着きと安らぎをもたらすために利用されます。
濃いブルーは、仕事や修行において、高い目標に向かって進むときの活力を得るために使われ、紫みを帯びた鮮やかなブルーは、精神的な成長と体の癒しに使われる、というように使い分けられます。
ブルーは、体の中では、喉を癒します。
言いたいことを我慢して疲れて、喉が痛くなった人、先のことを心配し過ぎて頭が痛くなった人は、目で見て気持ちの良いブルーを探して見つめたり、身に着けるといいでしょう。
そして、不眠症の人などを落ち着かせたり、血圧が高くて暑がりな人の血圧を下げて体感温度を下げたり、男性のことや、生き方のことで悩んでいる人を癒したりするのも、ブルーになります。
この色を求めている時は、どんな気持ちの時?
・気分を落ち着かせたい(逆に、すでに落ち込んでいる)
・感情よりも理性で動きたい
・言いたいことが言えないで我慢している
・女性性を否定している(男性的な側面を出したい)
・平和な感情に包まれたい
青色(ブルー)の色を使うと効果的なこと
・冷静な判断力を高める
・心身共にクールダウン
・気持ちを内省的にする
・食欲を抑える
・言葉での表現力をアップさせる
青色(ブルー)が好きな人のタイプ
青色を好む人は、理性的なタイプが多く、控えめであったり、自制心が強い傾向があります。
「真面目に生きなければ」「規律を守らなければ」と思うため、権威的なものには逆らわないし、文句も言いません。
そのため、内側にストレスをため込むことが多いでしょう。
「権威に弱い」ということは、反面、権威を大切にする人でもあります。
客観的に物事を見る冷静さがあるため、組織の中では、重宝がられる人になるはずです。
プライベートの趣味や恋愛なども、知的で誠実です。
文学的な表現能力に長けていたり、哲学的な思索や探求が好きでしょう。
穏やかで、じっくりと物事を考える時間を大切にする人です。
青色(ブルー)タイプの人との付き合い方は
このタイプの人は、目立つことや奇抜なことを好みません。
また、衝動的なことや、突発的な出来事もあまり好まないでしょう。
仲良くなりたいときは、いきなり遊びに誘うよりも、この人が興味を持っていそうな本や映画、音楽などのことを聞いてみるのがオススメです。
人見知りをする人が多いため、最初のうちはそれほど話さないかもしれませんが、内側にはたくさんの知識や情報がつまっています。
ただ、とても感受性が豊かな人なので、感想を話してくれた時などに茶化したりするのはダメです。
笑いで盛り上げるのではなく、感性を共感する方向で話題を広げましょう。